現代の指導者層が直面する内面の渇望と、「IKIGAI」が果たす新たな役割
世界の深層で起きている価値観の抜本的な見直し
私たちが身を置く現代社会では、経済的な指標や目先の利益だけでは計り知れない、人間の精神的な充足の価値がかつてない水準で求められています。この大きなうねりは、第一線で活躍する個人の意識変化にとどまらず、社会を牽引する企業や教育の現場、そして国際的な医療会議の最新の動向からも明確に読み取ることができます。
2024年6月4日、人材サービスのグローバルリーダーであるアデコグループの日本法人が、自社で開発した自己探求プログラム「IKIGAI Compass」を、北海道東神楽町の公立中学校に導入したことを発表しました。これは、単なる将来の職業選択にとどまらず、個人の価値観や社会との繋がりを若年層のうちから探求し、自身の存在意義を言語化していくという、画期的な教育の試みとして多方面から注目を集めています。
続いて2024年10月27日から29日にかけて、医薬品開発やヘルスケアに関する国際的な会議である「第21回DIA日本年会2024」が東京ビッグサイトで開催されました。この会議のメインテーマとして掲げられたのが、「ひとりひとりが『Ikigai(いきがい)』をもてるWell-beingな未来へ向けて」というものでした。身体的な健康の維持を超えて、生きがいを持てる社会の実現こそが、医療と科学が向かうべき究極の目的地であるという認識が、最前線の研究者たちの間で共有されたのです。
さらに2024年5月17日には、カイト株式会社が運営する50歳以上向けのシニアコミュニティアプリ「おしるこ」において、シニア層の「生きがい」と社会とのつながりを活かした新たな企業向けサービスの展開が開始されました。これは、経験豊かな世代が持つ情熱や知見が、社会全体の新たな価値創造の源泉となることを示す具体的な動きです。
これらの動向は、決して一時的なブームではありません。社会全体が、外部から与えられる地位や報酬といった枠組みを超え、自らの内側から湧き上がる確固たる原動力を切実に探求し始めていることの強力な証明と言えます。
満たされた日々の奥底にある言葉なき問い
長年にわたり多大な責任を背負い、事業や投資、あるいはご家族の歩みを力強く牽引してこられた皆様は、すでに社会において確固たる地位を築き上げ、周囲から羨望の眼差しを集める存在であられることでしょう。生活の基盤は盤石であり、これまでのご自身の決断が正しかったことは、積み上げられた輝かしい実績が何よりも雄弁に物語っています。
しかしながら、ふとした瞬間に、ご自身の胸の奥底に言葉にはしがたい問いが浮かび上がることはないでしょうか。「これからの人生の時間をより価値のあるものにしたい」「大切な人と共に、より有意義な時間を過ごしたい」という、極めて純度が高く深遠な思いです。これまでの人生を全力で駆け抜け、知性と感性を極限まで研ぎ澄ませてこられた方だからこそ到達する、非常に尊い探求心に他なりません。
米国の歴史的なジャズ・トランペット奏者であるマイルス・デイヴィス氏は、「長くプレイして、ようやく自分らしくプレイできるようになる」という言葉を残しています。基礎を極め、膨大な経験を積んだ後にのみ到達できる、真の自己表現の境地です。皆様がこれから向き合う内面への探求も、まさにこれまでの日常を新たな視点で見つめ直す連続となります。熾烈な外部環境での競争を勝ち抜いてきた今だからこそ、ご自身の内面と深く向き合い、真の充足を手にするための次なる領域へと歩みを進める絶好の時期が訪れています。本記事では、これからの時間をさらに豊かに彩るための鍵となる「IKIGAI」の真髄と、それを現実の生活に落とし込むための極めて実践的な手法について、深く掘り下げてまいります。
抽象から具体へ|世界が注目する「生きがい」の4円構造とその本質
4つの要素に基づく実践的な枠組みの成り立ち
「生きがい」という言葉を耳にすると、非常に美しく高尚ではあるものの、どこか捉えどころのない精神論として受け取られがちです。しかし、海外の専門的な自己啓発やキャリア設計の領域において、この概念は極めて体系的かつ実践的な道具として解釈され、多くの指導者層の意思決定に活用されています。
海外の優れた実践プログラムでは、この概念を「好き(Passion)」「得意(Vocation)」「稼げる(Profession)」「求められる(Mission)」という4つの要素の円に細分化し、それらがどのように重なり合うかを探るためのベン図を活用しています。
それぞれの円には、明確な定義が存在します。
第1の円「好き」は、時間を忘れて没頭でき、純粋な喜びを感じる活動を指します。
第2の円「得意」は、ご自身が生まれ持ち、あるいはこれまでの経験で培ってきた技術であり、他者から褒められる才能を示します。
第3の円「稼げる」は、市場において価値を持ち、経済的な基盤を支える可能性のある要素です。
そして第4の円「求められる」は、社会の課題を解決し、他者への貢献となる要素を表します。
この4つの円を用いた見取り図は、複雑に絡み合ったご自身の感情やこれまでの経験を整理し、現在地を極めて客観的に把握するための精緻な構造を持っています。しかし同時に、この図解はもともと西洋の「Purpose(目的)」という概念の図解から派生したものであり、日本人が古来から大切にしてきた「日常のささやかな喜び」という本質的な生きがいとは少し異なるアプローチであることも理解しておく必要があります。だからこそ、この図を絶対的な法則として崇拝するのではなく、ご自身の思考を整理するための「優れた道具」として柔軟に活用することが求められるのです。
環境を変え、自らの得意と情熱を交差させた実例
この「得意」と「好き」の要素を的確に見極め、環境を変えることで大きな社会的価値を生み出した実例として、日本の医学者である山中伸弥氏の歩みが挙げられます。
山中氏は当初、臨床の整形外科医として医療の現場に立たれました。しかし日々の診療を重ねるなかで、ご自身の資質が最も発揮される領域について深く思索を重ねるようになります。臨床医という職業は社会から強く求められ、重要な役割を担うものでしたが、山中氏の内面では、より本質的な生命の仕組みを探究したいという志向が次第に明確になっていきました。
その後、山中氏は臨床の道を離れ、基礎医学の研究という新たな領域へと進まれます。研究室という環境において、持ち前の探究心と、膨大な論文を読み込みデータを丹念に分析する力が存分に発揮されました。そこには、生命の真理を解き明かしたいという深い情熱がありました。
この「得意」と「好き」が重なり合う領域での継続的な探究が、やがて人工多能性幹細胞(iPS細胞)の作製という画期的な成果へと結実します。それは世界中の医療現場から「求められる」基盤技術となり、結果としてノーベル賞という国際的な評価へとつながりました。
山中氏の歩みが示しているのは、最初から四つの条件が完全に揃った場所を探し当てることではありません。自らの特性を冷静に見つめ直し、強みと情熱が重なる領域に身を置くこと。その選択が、やがて社会的価値へと自然に接続していくという事実です。
実践と方法論|「IKIGAI」の正しい活用と完璧主義からの脱却
思考を可視化するリストの作成と交差点の発見
4つの円の構造を理解した上で、それを実際にどのように日常に落とし込むのか。海外の実践的なガイドラインに基づく、極めて具体的な手順を解説いたします。
まず初めに必要なのは、頭の中で漠然と考えることをやめ、上質な紙とペンを用意して、4つの円のそれぞれに該当する項目を「10個から20個」ずつ徹底的に書き出す(リストアップする)ことです。
例えば、「好き」の円には料理、読書、自然のなかを歩くことなどを挙げます。「得意」の円には、複雑な事象を分析すること、人に教えること、交渉をまとめることなどを書き出します。「稼げる」の円には、過去の経験に基づく専門的な助言(コンサルティングやコーチング)、投資の知識などを入れます。そして「求められる」の円には、若年層への教育支援や、健康的な生活習慣の普及などをリストアップしていきます。
すべての項目が出揃った後に行うべきは、4つの円がすべて重なる中心点を探すことではありません。まずは「2重の交差点」あるいは「3重の交差点」を見つけ出すことです。例えば、「料理が好き」であり「人に教えるのが得意」であるならば、そこには「情熱的な技術」という2重の交差点が生まれます。実践の第一歩は、この小さな交差点に該当する活動を、日常のなかに取り入れてみることから始まります。
完璧主義を手放し、小さな行動から育む
ここで多くの方が陥る最大の障壁が、「4つの円すべてが完璧に重なる究極の中心点を見つけなければ行動してはならない」という完璧主義です。
特に、事業において完璧な戦略を練り上げてきた経営層の方ほど、この傾向が強く現れます。しかし、自己探求の領域において、最初から4重の交差点を見つけ出すことは極めて稀であり、ほとんど不可能です。重要なのは、中心点に至らない周辺の領域(2重や3重の重なり)から小さな行動を始め、周囲からの反応(フィードバック)を得ながら、徐々に活動の範囲を育てていくというアプローチです。
この「周辺から始め、徐々に育てていく」というプロセスを見事に体現したのが、米国の著名な料理研究家であるジュリア・チャイルド氏です。
彼女はもともと諜報機関に勤務しており、料理とは全く無縁の世界で生きていました。しかし、夫の赴任に伴って移り住んだフランスで、その豊かな食文化に深い感銘を受け、料理という「情熱(好き)」に出会います。彼女はその時すでに50代に差し掛かろうとしていました。彼女は完璧なビジネスモデルを描いて料理を始めたわけではありません。ただ純粋に、フランス料理の複雑な工程を緻密に分析し、誰にでも再現できるように研究するという「得意なこと」に没頭しました。
最初は自らの喜びのための「好き」と「得意」の2重の交差点での活動でした。しかし、その情熱的な探求を続けるうちに、彼女の知識は書籍という形になり、さらにはテレビ番組という媒体を通じて、「本格的なフランス料理を家庭で楽しみたい」というアメリカ社会の巨大な需要(求められる)と結びつきます。彼女は50代から始めた純粋な探求を通じて、結果的に4つの円をすべて満たす圧倒的なIKIGAIへと到達したのです。行動の起点は、常に「完璧ではない小さな没頭」のなかに存在します。

実例と変化|試行錯誤の物語と、行動の反復がもたらす飛躍
小さな仮説検証が生み出す予想外の展開
この「小さな交差点からの行動」によって、第一線を退いた後の歩みにおいて驚くべき飛躍を遂げた歴史的な実例として、19世紀の英国の医師であり学者であったピーター・マーク・ロジェ氏の軌跡が挙げられます。
彼は長年にわたり医学界の第一線で活躍し、権威ある王立協会の要職を務め上げるなど、社会的な地位を完全に確立していました。しかし、60代後半で公的な役職を退いた後、彼は深い憂鬱と「毎朝起きる明確な理由が見当たらない」という強烈な空虚感に直面することになります。
彼の内面を4つの円に当てはめてみると、「好き」の領域には、幼少期から個人的な慰めとして続けていた「言葉のリストを作り、整理すること」がありました。「得意」の領域には、長年の医学研究で培われた「事象を体系的に分類する能力」が存在していました。
もし彼が最初から、「世界中の作家を救うための歴史的な辞典を出版し、莫大な富を築く」という、4つの円をすべて満たす完璧な計画を立てていたならば、その重圧の前に筆を折っていたかもしれません。しかし彼は、「稼げる」と「求められる」という要素を完全に度外視し、「好き」と「得意」の2重の交差点だけで小さな行動を起こすことにしました。彼はただ、ご自身の思考を整理するためだけに、手元のノートに言葉を分類し、書き留めるという地道な作業を黙々と再開したのです。
行動の結果として現れる数値の変化と内面の充足
この極めて個人的で小さな行動の開始が、彼の内面に劇的な変化をもたらしました。
最初の数年間は誰に見せるわけでもなく、ただノートに言葉を書き連ねるだけでしたが、彼は全く落胆しませんでした。それどころか、類語を整理し体系化するという作業に、現役時代の医学研究をも超える深い没入感を見出していたのです。
彼が73歳を迎えた年、その個人的なノートは『シソーラス(類語辞典)』という形にまとめられ、初めて世に出版されることになりました。当初はわずか1000部の発行でしたが、その圧倒的な利便性は瞬く間に口コミで広がり、初版から1年足らずで増刷が決定しました。世界中の著述家や知識人から「文章作成に不可欠な道具」として切実に「求められる」ようになり、彼に思いがけない印税という「稼げる」要素をもたらしたのです。
彼の表情は、地位や名誉を守るための張り詰めた緊張感から解放され、内側から湧き上がるような柔らかな活力に満ちていました。巨大な事業計画を立てるのではなく、身近な2重の交差点から行動を始め、PDCA(計画・実行・検証・改善)のサイクルを回しながら柔軟に形を変えていくこと。これこそが、燃え尽きを防ぎながら真の充足へと至る最も確実な道筋なのです。

同じような軌跡を辿り、世界的な企業を築き上げたのが、マクドナルド・コーポレーションの創業者であるレイ・クロック氏です。彼は52歳になるまで、紙コップや飲料用ミキサーの販売を行う一介の営業マンでした。
1954年のこと、彼はカリフォルニア州サンバーナーディノにある小さなハンバーガー店が、自社のミキサーを一度に8台もフル稼働させているという驚くべき事実に直面します。自らの目で確かめるために現地に赴いた彼は、マクドナルド兄弟が構築した、まるで工場の組み立てラインのような圧倒的に効率的な調理システムに出会いました。
当時の彼の内面を4つの円に当てはめてみると、長年の厳しい営業生活で培われた「人を見極め、交渉をまとめる能力(得意なこと)」と、無駄を省いた完璧な仕組みに対する並々ならぬ「探求心(情熱・好き)」が存在していました。
ここで注目すべきは、彼が最初から「世界中に何万店舗も展開する巨大な帝国を築き上げる」という、4つの円をすべて満たす完璧な事業計画書を描いたわけではないという事実です。彼の最初の行動は、極めて小さく、実務的なものでした。自らフランチャイズの権利を獲得し、1955年にイリノイ州デスプレーンズにたった1つの実験的な店舗を開業したのです。
彼は経営の最高責任者という立場でありながら、毎朝自ら店舗の駐車場を掃き清め、トイレを隅々まで磨き上げ、フライドポテトが最も美味しく揚がる温度と時間を秒単位で計測し続けるという、地道な作業に没頭しました。彼にとって、このシステムの完成度を高めていく日々の微細な試行錯誤そのものが、深い充足感を伴う喜びでした。
この「得意」と「好き」の2重の交差点における圧倒的な没入は、やがて「清潔で、速く、どこでも同じ品質の食事が安心して食べられる場所」という、当時の社会が切実に「求める」巨大な需要と完璧に合致しました。その結果として、それが莫大な収益という「稼げる」要素を自然と引き寄せたのです。彼もまた、50代を過ぎてから自らの強みと情熱の小さな交差点を見出し、完璧主義を手放して現場での検証を繰り返すことで、それを世界的な規模のIKIGAIへと拡張していきました。
探求の途上で直面する思考の罠と、「生きがい」を持続させるための心得
ひとつの領域にすべてを求めることの危険性
真の豊かさを追求する過程で、知性が高く責任感の強い方ほど直面しやすい思考の罠がもう1つ存在します。それは、4つの円のすべてを「仕事」や「単一の活動」のなかだけで満たそうとしてしまうことです。
多くの方は、収入を得るための本業のなかで、情熱も、得意なことも、社会的使命もすべて同時に達成しなければならないと思い込んでしまいます。しかし、海外のキャリア研究においても、ひとつの領域に過度な期待を寄せることは、精神的な負担を増大させ、燃え尽き症候群を引き起こす大きな要因になると指摘されています。
IKIGAIは、仕事だけで完結するものではありません。仕事は「稼げる」と「得意」を満たす手段として割り切り、週末のボランティア活動で「求められる」を満たし、個人的な趣味の時間で「好き」を満たす。このように、生活全体(ライフ全体)の複数の要素の組み合わせによって、総合的に4つの円の均衡を保つという柔軟な視点が極めて重要となります。
自らの内なる声に従った転換の軌跡
この「自らの情熱」から出発し、予想外の領域で新たな価値を生み出した実例として、フランスの伝説的なテニス選手、ルネ・ラコステ氏の物語があります。
彼は1920年代に世界ランキング1位に輝いた圧倒的なテニス選手でした。しかし、彼は当時の長袖のテニスウェアが動きにくく、通気性も悪いことに強い不満を抱いていました。彼は現役引退後、テニスの指導者や解説者という、誰もが予想する「得意」で「稼げる」道には進みませんでした。
彼はただ純粋に、「自分が快適にプレイできる理想のウェアを作りたい」という個人的な情熱(好き)に従い、新しい素材と短い袖のデザインを持つシャツの試作に没頭しました。最初はご自身と少数の友人のために作られたそのシャツ(2重の交差点)は、その圧倒的な機能性と美しさによって、瞬く間に世界中のスポーツ愛好家から「求められる」ようになります。彼はテニスラケットを布と糸に持ち替え、自らの内なる声に従ったことで、結果として世界的なアパレルブランドの創設者としての新たなIKIGAIを見出したのです。
皆様がこれからの人生において新たな学びや活動に踏み出す際、すぐに目に見える結果が出なかったり、予想ほどの感動が得られなかったりすることがあるかもしれません。しかし、その試行錯誤の過程自体が、ご自身の内面を豊かに耕すための極めて価値のある時間なのです。答えを急がず、変化していく過程そのものをただ味わい尽くすこと。それこそが、成熟した知性と経験を持つ方々にのみ許された、最も贅沢な時間の使い方に他なりません。
次なる次元の豊かさへ|今日から始める「IKIGAI」の再構築
重要な3つの視点の集約
ここまでの内容を振り返り、皆様のこれからの人生をさらに光り輝かせるための重要な視点を3つに集約いたします。
1つ目は、頭の中で漠然と考えるだけでなく、ご自身の「好き」「得意」「稼げる」「求められる」の4つの円について、それぞれ10個以上の項目を紙に書き出し、内面を徹底的に可視化することです。2つ目は、最初から完璧な4重の交差点を求める思考を手放し、2重または3重の重なりを持つ領域から、極めて小さな行動を開始することです。そして3つ目は、その小さな活動を単一の仕事に限定するのではなく、生活全体の均衡を保つための要素として柔軟に位置づけ、定期的にリストを更新していくことです。
思考を現実の行動へ移すために
最後に、今日からすぐに実践できる極めて具体的な行動を1つご提案いたします。
今週末、あえてデジタル機器の電源を切り、上質な紙とペンをご用意ください。そして、「好き」と「得意」の2つの円に関する項目だけを思いつく限り書き出してみてください。次に、その2つの円に共通する、あるいは掛け合わせることで生まれる活動の仮説を1つだけ立て、来週の予定表のなかに、その活動に触れるための時間を20分だけ確保していただくことです。いかなる評価も気にせず、ご自身が立てた小さな仮説を日常のなかで検証し、その後の感情の動きを客観的に観察するこの行動が、皆様の心を本来の豊かな状態へと引き戻す強力な起点となります。
米国の神話学者であるジョセフ・キャンベル氏は、次のような言葉を残しています。「あなたが恐れて入らない洞窟にこそ、あなたの求める宝がある」。
これまでの圧倒的な実績という安全な場所からほんの少しだけ足を踏み出し、結果の保証されていない純粋な興味の領域へと向かうこと。それこそが、真の「いきがい」を手にするための唯一の道です。
この先の豊かな時間の中で、皆様はご自身と、そして大切なご家族と共に、どのような喜びを分かち合っていくのでしょうか。
What will you leave on this planet?(あなたはこの地球に何を残しますか?)

【執筆・監修:ウィングストン調査研究部】
当財団では、世界中の人々が一度きりの人生を大切な人とともに歩み、
自分らしく輝き続けられる社会の実現を目指しております。
その一環として、日本発の概念である「いきがい(IKIGAI)」に注目し、多角的な研究を行っています。
「海外から見たIKIGAIの受容」や「生涯現役で活躍する高齢女性のライフスタイル分析」など、
共有可能な知見を多数蓄積しております。フォーラムへの登壇、カンファレンスでの発表、
メディア掲載のご依頼につきましては、下記担当までお気軽にお問い合わせください。
一般財団法人ウィングストン・ジャパン財団
担当:田中
【引用元・参考情報】
- アデコグループ(アデコの生きがい発見プログラム「IKIGAI Compass」が、北海道東神楽町の公立中学校に導入)
- カイト株式会社(シニアの「生きがい」と「消費力」を活かす!シニアSNS「おしるこ」が企業参画企業募集を開始!)
- DIA Japan(第21回DIA 日本年会2024)
- ikigaitribe.com(Ikigai Frequently Asked Questions)
- increase-magazine.com(The Power of the Ikigai Four Circle Model)
- seekingikigai.online(Everyone Gets the Venn Diagram Wrong!)
- talenza.com.au(How to Use Ikigai to Feel More Fulfilled at Work)
- majdalaily.substack.com(The 4 Circles Behind Every Great Founder)
- paigh.com(The Ikigai Method: Towards a More Fulfilling Life)
- sourcesofinsight.com(Purpose Venn Diagram: Infuse Your Work with Purpose and Passion)
- lionstep.com(How to find a job to love: using the IKIGAI model)
- linkedin.com(East of ikigai: Motivated, needed, & paid, but not skilled)
- linkedin.com(West of ikigai: Skilled, motivated, & paid, but not needed?)
- becomingbetter.org(How to Use the Ikigai Diagram to Find Fulfillment)
- people-shift.com(Ikigai – Helping you find your happy place at work)
- welcometothejungle.com(How to find your ideal job using the ikigai method)
- youtube.com(How to Create a Ikigai Venn Diagram in PowerPoint)
- youtube.com(How I Chose a Career Path with This Diagram (IKIGAI))
- BBC News(The man who made lists to save his sanity)
- History Extra(Peter Mark Roget: the man behind the thesaurus)
- McDonald’s Corporation(Our History: Ray Kroc)
- PBS(Ray Kroc: The Man Who Made McDonald’s)